働きながら公務員への転職活動

公務員試験に独学で合格するために私がやったこと

受験期の時は仕事をしながら勉強していたので結構辛い時期でした。普通に働いていたので面接での受け答えはそれなりに自信があったのですが、問題は一次試験でしたね。お勉強を公務員試験用にやり直す必要があったのです。当時の面接時のメモも残っているので面接で聞かれたことも把握はしていますが、やはり試験のほうが負担は大きかったです。

 

私は独学で公務員試験に挑戦して転職をすることができました。スクールに通う時間的金銭的な余力がなかったので独学以外の選択肢が無かったというほうが正直ですね。

 

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私の公務員試験受験勉強の流れ

私は基本独学のスー過去一辺倒でした。数的判断はカンガルー本です。私の当時の学習方法を書き残しておきます。国税専門官一本です。結果として公務員試験の勉強には1年以上かかりました。

 

勉強序盤(7月~

専門科目を中心に勉強しました。一応政治学経済学も一通りやったのです。あさ出版の公務員集中合格講座のCD音声がいいですね。これをICレコーダーに入れて、2~3倍速で何度も通勤とか営業の移動中に聞きまくりました。これで憲法、民法、行政法はカバーできます。個人的に超おすすめです。あとはスー過去の必修問題を中心に回しました。

 

勉強中盤(12月~

いわゆるイエロー本を買って。スー過去必修、基本問題を正文化して何度も読み返しました。応用問題は受験予定の自治体の問題だけやりました。このとき受験先自治体の過去問から出そうな分野だけに絞ります。自治体によっては労働法や会計学がありますが、狙っているのであればこの時期にちゃんとやりましょう。得点源にできます。マイナー科目や配点の少ない科目は直前期だけでいいと思います。

 

※マイナー科目とはその職種のみで採用されている受験科目です。例えば国税専門官試験では会計学・商法が試験科目として採用されています。

 

 

勉強終盤(3月~

各種専門学校で模試が始まる季節です。私は資格の大原、TAC、LEC
、東京アカデミー4社の模試を受けました。独学の人間なのでとにかく問題慣れをする必要があったことと、この時期は本業が繁忙期でしたので、勉強時間の確保が困難だったことからも強制的に机に向かう方法として模試を利用しました。
ここでの模試の結果はすべてC判定です専門科目ばっかり勉強していたため、教養の試験が安定せず、数的判断が低空飛行を続けていました。文章英語が悪いと足きりの可能性も出てきたくらいに模試の結果が悪かったので、4月から数的判断の学習を開始しました。直前期にやることではないとわかっていましたが、必ずやる範囲であることやここで点数が取れないと合格が難しくなることを踏まえると学習計画の修正としては良かったと思っています。
カンガルー本とか比較的簡単な問題集から初めてそれを2回繰り返した後に、別のもう一冊を買ってそれをやりましたなので4月~5月半ばまでは専門科目はほとんどやらず数的判断ばっかりやってました。今でもここでの判断は正しかったと思っています。これが本番で功を奏します。

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5月下旬からは模試の復習

あとはこの時期くらいに発売される受験ジャーナルの直前対策ブックですね。基本的に全部やり直しますが、特に時事、財政、経済はやるべきです。マイナー科目や配点が少ない科目もここでの範囲だけ一気に覚えます。専門予備校4社分の模試を復習すれば本番でどれかはヒットします。
やはり予備校なだけあり傾向と対策が練られた問題が多かったです。本番の試験では財政、経済は計算問題も同じ傾向で出ましたし、新論点だったとしても選択肢で対応可能でした。時事系も模試の問題から一部出ましたのでかなりの得点を貰えました。
直前対策ブックは教養の知識問題を中心に覚えます。これだけ覚えれば選択肢で切ることができますのでかなり助かりました。

 

使用したツール

私はICレコーダーを持っていたので、間違えた選択肢をレコーダーに吹き込んで倍速で再生してました。これも結構覚えます。音読する過程で記憶に定着しますし、それを繰り返し聞き続けるのでさらに記憶に残りやすいです。今でも使っている勉強方法の一つですね。

 

活用できたテキスト問題集等

反省点

数的判断をもっと早い段階から対策していればよかったですね。直前での弱点発覚はかなり焦りました。自治体によっては専門科目に傾斜がかかってますので作戦を立ててメインとなる科目を中心に勉強した方がいいと思います。記述も忘れずに対策しましょう。

 

それでも最後は絶対に合格するんだという気持ちです。私の性格上マイナスの気持ちを推進力にするので今の会社にこれ以上いたくないという気持ちが勉強に駆り立てたんだと思います。

 

 

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