国税専門官の志望局は東京が狙い目

国税専門官での採用局は東京局が狙い目

国税専門官は地域ごとに区切られています。各地域ごとに求人数は異なり、採用数が一番多いのが東京国税局になります。

 

今回東京局を勧めているのは単純に採用されやすいからというのがあります。その理由を紹介しますね

Sponsored Link


東京局志望が有利な理由

各局の管轄都道府県は下記の国税庁ホームページから確認してください。

 

国税庁HP 国税局・税務署を調べる

 

東京での人員確保とその現実

国税専門官は国家公務員なので一括で全国採用試験を行います。その後、試験合格者の中から各局へ採用先が決まるのですが、例年地方の局は人気になる傾向があります。

 

地方では公務員は首都圏以上に人気の職業で、その上採用数も首都圏よりも少ないです。毎年希望者が多く出るものの、採用漏れしてしまう受験生も多くいます

 

その点、東京局は首都圏ということもあり採用数がとても多いです。しかしながら、人気はあまり高くありません。東京の場合は国税専門官という仕事以外にも都庁職員や特別区、人気民間企業など多くの就職候補先が存在します。

 

その中で国税専門官をあえて選ぶという人が少なくなってしまいます。

 

結果として、他局で採用されなかった人を東京局で採用したり、社会人採用を多くしたりして人員確保に必死になっています。それでも、東京局では年によっては定員割れしてしまうこともあるようです。

 

国税専門官を希望していて、地域にこだわりが無いという方であれば、東京局を志望してみると案外すんなり内定をもらえたりします。もし、地方局が第一志望で採用されるか自信がない人はすべり止め感覚で東京局を第二希望に書いてみましょう。

 

いい意味でも悪い意味でも、東京はいい受け皿になります。人が多いので優秀な人からそうでもない人までたくさんの人がいますからね。

Sponsored Link


引っ越しリスクが少ない

東京局は東京、神奈川、千葉、山梨の4件を管轄しています。

 

ただ、税務署が密集しているのは東京23区と神奈川の都心部です。その2地域に7割近くの税務署があります。ということは引っ越しを伴う異動があまりないのです。

 

確かに県をまたぐような異動があるのですが、それでも、自宅から通える範囲の地域になるように人事配置をコントロールしてくれることが多いです。

 

異動先希望にも自宅から通える距離で希望を出すこともできます。(すべて希望通りになるわけではないです)

 

引っ越しをするにもお金がかかります。その引っ越し費用は全部自腹ですからあまり引っ越ししたくない人にとっても東京局はいいと思います。

 

まとめ

地元で就職したいなど、その地域が第一志望であればやっぱりそれを優先したほうがいいと思います。就職は一生ものですから後悔しない選択をした方が絶対いいです。
地域にこだわりが無い人や上京したいという人、引っ越しを頻繁にしたくない人は東京局という選択肢も候補に挙げてみるといいですね。採用されやすさで言えば他の局と比べるとかなり高いですよ。

Sponsored Link


関連ページ

国税専門官から税理士に転職できるって話
国税専門官として仕事をしていると最短で10年で税理士になれる制度があります。今回はこのお話です。
国税専門官の採用面接では面接カードのことを思い出して!
最後の採用面接で実際に採用されるか否かが決定します。成績や受け答えによっては即日内定も出る場合がありますよ。
国税専門官の会計学勉強法は過去問を中心にすれば大丈夫!
国税独自の試験科目である会計学。これを捨てるかどうかで本番の得点力が大きく変わります。志望度が高いなら是非勉強しましょう。
公務員試験の効果とは?本業への影響は?
公務員試験を受験してそれが本業にもいい影響をもたらしてくれました。直接仕事に使う知識かどうかはわかりませんが、私にとっては良い結果になりました。
忙しい中でも勉強時間を確保する方法
仕事をしながら勉強をするってとっても大変です。ですが、時間がないことを言い訳にやりたいことができないというのも寂しいことですよね。
夜、眠くて勉強できないなら環境を変えてみよう
仕事が終わってから仕事をするとなると、眠気との厳しい戦いが続きます。しかし、環境を整えると眠気にも勝つことができるようになります
勉強中にコーヒーをよく飲んでいた時の話
勉強中はコーヒーをよく飲むと思いますが、飲みすぎも良くないですよ~
国税受験者は予備校利用者が大半だった
周囲の人は予備校に通うのが主流だったのです。私は環境的に出来ませんでしたけれどね。でも、独学で合格している人も確実にいます。中途でも新卒でも。
国税専門官に合格したら簿記2級を取ってしまおう
国税専門官試験も残すところ面接試験という場合簿記の学習を開始してしまうのも、面接アピール以外にも自分のために良いことが多いと思います。
勉強効果をぐっと上げる速聴のやり方
能力開発の一つに速聴がありますが、それを私は公務員試験で実践していました。その時の感想を書いています。
働きながら公務員試験勉強は休日に勉強時間を確保しよう
働きながら公務員試験を受けようとしている人は勉強時間の確保が最大の問題となっているかもしれません。休日をうまく活用できればそれだけでもかなりの時間を確保することができます。
7回読み勉強法はザイオンス効果が期待できる
理屈を覚えるのも大切ですけれど、体で覚えるってのも重要です。
ネットの勉強時間目安は全くあてにならない
公務員試験 勉強時間で検索するとサイトによって様々な時間が出てきますよね。でもこれってあんまり関係ないんじゃないかなと思います
集中できない人はその原因を探そう!集中する方法
勉強に集中できないときは何かしらの原因があるものです。今回は勉強に集中できない原因と、集中力が切れたときの再開方法を考えてみます。
国税専門官で採用内定後に何をしていたか
無事に採用が内定して、4月の仕事始めまで時間ができます。この時にいったい何をしていたのかを振り返ってみました。
公務員試験でおススメできるテキスト問題集等
公務員試験で利用した教材やツールを紹介しています。