得意な専門科目から始めよう
一番はやっぱり得意科目から始めることです。数的判断や英語、経済学や民法は学習時間がかかるから最初に取り組むべきと指南する方がいらっしゃいます。それが得意科目だったらオッケーですが、そうじゃなければ最初から苦痛の学習になりますよね。確かにボリューム科目から潰すのも一理ありますけれどね。
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私の場合は経済学と民法から始めています。これが反省点です。
大学時代は一応法学やっていたし、独学でビジネス実務法務検定2級取っていたので民法は最低限の知識は持っていますが、経済学は苦戦しました。
経済学は苦戦したまま数ヶ月経過して、最後はよくわからないまま過去問と予想問題の傾向だけ抑えて受験した形です。かなりの時間を投入しましたが、結局ラスト1ヶ月が重要な時間だったと思います。最初の時間がもったいなかったです。もう少し力を抜いて経済学に取り組めば他の科目にも手が回ったのかなと思います。
一方民法は基礎知識があるため、サクサク進みます。すごい速さで進むので勉強するのが楽しかったです。
きっと最初に経済学一辺倒で勉強していたら気持ちが折れていたかもしれません。最初は勉強する癖や習慣を身に付けるためにも得意科目や取り組みやすい科目(なるべくなら専門科目)からスタートするといいと思います。
得意科目といっても大学で何を専攻していたかにもよる
私の場合は法律を大学でやっていましたので、そういう意味で民法や憲法は強かったです。経済学部系のかたなら経済学からスタートすればいいかもしれません。商学部系であれば経営学あたりでしょうか?自分が受験する科目の関連性の高そうな科目から手を付けるイメージですね。
注意して欲しいのは教養試験の歴史とかですね。これらの科目は問題数が極端に少ないです。1問のために世界史の教科書全部読むっていうのはコスパが悪いので後回しでいいと思います。この手の問題は直前予想問題集が出版されますのでその時に間に合わせるくらいでいいでしょう。
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もし、得意科目が無かったら
国税専門官がメインなら会計学から始めよう
得意科目が特に見つからないという人もいますよね。その場合は国税専門官を志望している人であれば会計学からスタートさせましょう。なんといっても配点が高いこと、専門用語の暗記なのでまだ取り組みやすいことがあります。会計学は専門用語がたくさん出てきますが、それを暗記して財務諸表などをイメージすることができれば確実に得点源にできますよ。
国税が第二志望以下だったら憲法から
国税専門官が第二志望よりも下だったら、第一志望の専門科目で配点の高いモノを選びましょう。特に志望先がまだ決まってないけれど漠然と公務員試験受験するということであれば憲法から始めてみましょう。
憲法はほとんどの公務員試験の専門科目で使われますからね。内容もすべての法律の中心になりますので理解がしやすいです。
第一志望が地方公務員だったら
こうなるともう私にはわかりませんが、地方公務員だと教養試験のみという自治体もあるようです。その場合は数的判断や英語からスタートになるのでしょうね。
まとめ
最初に取り組む科目は勉強する癖をつけるという意味でも取り組みやすいものを選ぶ方がいいです。公務員試験は一個一個の難易度が高いわけではありませんが、やっぱり初見には辛いものがあります。せめて最初の勉強する癖を身に付ける機関はやりやすいものからスタートしたほうが気持ちが安定して長い受験期間を乗り切ることができますよ。
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