初めて過去問に挑戦した
この時期は市販で売っている過去問を時間を測ってやりました。民法などの法律科目をメインにやっていた時期です。全く仕上がりはないのですが、なんとなく自信を持っていた記録が残っていました。根拠がなくても自信を持つっていうのも大切ですからね。
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学習内容
国税専門官の専門試験は
必須選択
会計学 8問
民法・商法 6問・2問
科目選択
憲法・行政法 3問・3問
経済学 6問
経営学 6問
財政学 6問
政治・社会・社会事情 3問・2問・1問
という配点です。他にも英語とか情報とかもありますが私はこの科目群から選びました。なぜかと言いますと、消去法なのです。英語はできない。情報も今からやるには下地がない。テキストや問題集が少ないという理由から上記の問題でいくことにしました。
4月で経済学の理解を深めることを諦めていますので、暗記科目に近い法律系の科目を勉強しています。特に配点の高い民法を中心に通信講座の薄いテキストと問題集をやりました。
ここでテキストが薄いというメリットが発揮されます。それはですね「やった気になれる」というものです。このやった気になるというのは精神衛生を保つうえでとても重要です。テキストや問題集が分厚いと一巡するまでに時間がかかります。当然、その間のモチベーションも維持しないといけませんので、序盤を超えてきたころから息切れしてくるのです。
例えば、全部で500ページあるテキストであれば、50ページ進めるだけでも結構な労力を必要とします。これは50ページ進めても、まだ450ページ残っているという心理的な重圧がかかっているからです。50ページ終わった!でもまだ450ページ残っているぞ…一体いつ終わるんだろうと余計な不安を覚えて、一日のペースから終わるであろう時間を逆算したりし始めます。
一方でテキストが薄い教材であれば、全部で100ページくらいのテキストとすると50ページ進めていたら、もう半分終わっています。これは心理的に楽です。長い道のりでも、折り返し地点と聞くと残り半分と安堵するものです。着実に前進している実感を早く得ることができます。しかも、薄いテキストの場合は重要論点とか頻出論点しか掲載されていません。細かい論点や重箱の隅をつつくような論点は基本的に排除されています。満点を取ることはできませんが、時間もなく合格ラインスレスレを狙っている私にとっては十分でした。
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過去問に挑戦 2年分
受験前年と前々年分の過去問を解きました。前年分の過去問は意外と合っていたのです。1ヶ月程度しか学習していないの、6割くらい解けてしまったのです。もちろん運もよかったのですが、よくできたもんだと喜んだ記憶があります。
しかし、前々年分の過去問はあんまりだったようです。点数書いてなかったのでそのくらい出来が悪かったのかなと推測しています。この時に、大学生の時ちゃんと授業受けておけばよかったとか、大学受験の時よりも精神的安定感がないとかそういったコメントを残しています。
やっぱり自分が想定していたとしても、できないことに対しては悔しい気持ちが出ているのです。受験でもなんでもそうですけど、合格ラインに立てないということは戦うレベルにすらいないということですからね。
ここで残りの2週間の方針を組みなおしている
当時の修正計画は、教養試験が現代文は安定して満点だったのでここは丁寧にとって、数的判断は半分の得点で耐え、その他は流れに任せる。過去問で出たところくらいは復習をする。
専門試験は不安定な(勉強していないだけ)財政と経営を2週間でそれらしいレベルにするというものでした。論述試験は対策出来そうになかったです。
月末には通信講座の教材をやり込んではいた
専門科目だけですが、5月の末頃になると問題集は4巡5巡と結構やり込んでいます。だって、問題集薄いんだもの。問題集が薄いことは確かなので、試験範囲を網羅しているわけではありません。ですが、残り2週間の段階で新しいことを勉強することはできませんでした。そして、ラスト2週間という段階で会社の社員旅行(3泊4日)が始まります。ちなみに教養科目はやっていません。
学習環境
5月の上旬はまだ自宅で帰宅後に勉強していました。しかし、数時間やったら睡魔との戦いになることは変わりません。5月中旬ころから、仕事帰りにマックに行き始めるようになりました。自動車通勤のメリットですね。田舎のマックは深夜までやっているし、客もほとんどいません。いないというとアレなんですが、ドライブスルーが主流なので店内にはあまりいないのです。ホットコーヒーMサイズで3時間くらい勉強することができました。
これで大幅な勉強時間の確保に成功できました。このころから仕事終わりにカフェへ行くという習慣が始まります。家だと寝てしまうことに気づいたようです。
家に帰ると1~2時間程度の勉強時間でしたが、カフェに行けば3時間は勉強できます。さすがに疲労が凄い時は2時間で切り上げて帰る時もありましたが、それでも2時間は確実に勉強できました。コーヒー1杯で数時間居られるんですから、嫌な客だったと思います。
仕事の環境・生活リズム
仕事は変わらず7時に会社に入り、19、20時くらいまで仕事をしてから、家でも仕事をするという生活でした。マックで3時間くらい勉強してから家に帰ると23時は軽く超えます。そこから食事は簡単に済ませ。持ち帰った仕事をして、翌朝風呂に入ってから会社へ向かっていました。社員旅行が入っていたのでその時は勉強することができません。社員旅行中は諦めて遊んでいました。
まとめ
来年もあるという気持ちが心の中で安定剤として作用していました。危機感があまりなかったんですよね。ただ、過去問を解いて一喜一憂しているのでそれなりのプレッシャーはあったのかなと思います。でも受かればラッキーという感じです。この時期に仕事終わりにマックなどのカフェに行ってから帰宅するという習慣を覚えました。まだまだ、この時は序章の途中です。
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