【2か月前】2回目の国税専門官試験本番とその直前1週間【6月(2回目)】

事実上のラスボス、国税専門官一次試験

6月は国税専門官本試験です。いよいよ本番となります。1年以上この試験に合格するために勉強してきました。試験直前1週間でやったことでかなりの得点を伸ばすことができたと思いますので、それも記載したいと思います。

 

Sponsored Link


学習内容

本試験の一週間前の対策と本試験当日の結果を記載しています。

 

試験1週間前

教養試験知識問題

この時期になると新しいことをインプットするべきではありません。今までの復習に時間を費やすべきです。というのが王道ですよね。ただ私はこの時最後のインプットをしています。それが、教養試験の知識問題です。

 

模試の知識問題の復習と受験ジャーナルの予想問題集やるのです。知識問題は全範囲をカバーしようとするとかなりの時間と労力がかかります。そのうえ、配点も1点程度。なので、まとまった時間を確保して勉強するにはもったいない科目なのです。

 

模試や受験ジャーナルの予想問題集であれば、過去の傾向を分析したうえで試験に出そうな問題を掲載してくれています。私はこれを直前に勉強しました。さすがに一夜漬けは不安があるので1週間は時間を見ています。

 

学習の方法は音声学習です。今回は音声CDが無いので、自分で問題を読み上げて吹き込んでいます。まずは、模試の知識問題と予想問題を正文化します。その正文化後の文章をICレコーダーに吹き込むのですが、このときキーワードになる部分を強調して読み上げます。聞くときも文章にメリハリがあると聞きやすいですよ。

 

本試験会場近くのホテルへ移動するときに3倍速で何度も何度も聞きました。3倍にすると一巡するのに20分程度ですので、移動時間だけで5回は繰り返し勉強できます。前日のホテルの中でもそれを聞き、当日の移動中も聞いていますので、前日だけで10回はリピートしているわけですね。直前なので集中力も気力もありますから、右から左へ流れていくこともありません。

 

実はこの方法で知識問題がかなり楽になりました。試験はマークシート方式で5択ですが、その中で一発で選択肢を選べることもありましたし、選択肢から削除することもできました。これだけで知識問題で5問くらいは拾えた実感があります。こういう時はやっぱり大手予備校や専門出版社が強いですね。独学の限界を見せつけられた気がします。

 

専門試験

これは大手予備校で4社分の模試を受けていますのでその復習です。加えて受験ジャーナルの予想問題も手を付けます。大手予備校の主催する模試は模試であると同時に、国税専門官試験の予想問題になっています。特に財政学と経済学に関しては問題形式がパターン化されているので、4つすべての模試を復習すればかなりの高確率で本試験問題の対応が可能になります。

 

例えば、経済学は6問出題されますよね。これは模試でも同じ6問が出題されます。それが模試4社分プラス予想問題で合計30問あります。予想問題が30あれば、選択肢の消去にかなりの効果が期待できます。

 

マイナー科目である商法はこの方法で得点できました。商法は2問しか出題されない上に、市販の問題集等も流通していません。正直捨ててもいいかなと思っていたのですが、悪あがきにはちょうどいいので、模試の復習をしています。模試など合計10問の商法の問題もICレコーダーに吹き込みをしました。これを、知識問題と同じ要領で繰り返し勉強しています。この方法で商法が本番的中です。

 

 

この模試の復習によって効果が得られるのは、事前にある程度の基礎力がついていることが前提です。単純に模試の問題だけを覚えたところで、本試験で対応することは難しいでしょう。なぜなら、模試と本試験で同じ問題が出題されるわけではないからです。当然数字が違ったり、言い回しが異なったりします。ここを乗り切るには基礎的な知識があってこその話になります。と私は考えていますが、できちゃう人はできちゃうんでしょうけれどね(笑)

 

一次試験では7割取れれば確実に2次試験に通過出来て、面接評価が低くても合格できます。一次試験が6割であれば面接で頑張れば合格できるという感じです。模試の結果は5割前後が多かったため本試験では6割を最低ラインでにらんでいました。

Sponsored Link


本番当日

本試験の結果はまずまずでした。

教養試験

19/40 
でした。なんと5割を取れず、去年よりも点数が低いという結果でした。なんということでしょう。

 

国語は全部正解できましたが、英語は全問不正解でした。数的判断で何とか正答できましたし、知識問題も当てることができました。予想問題覚えておいてよかったです。自己採点しながら吐き気がしましたよ。

 

専門試験

30/40
でした。こちらは上々です。むしろ国税専門官の場合は専門試験に傾斜がかかっているので、専門試験の点数が多ければ多いほど有利になります。{教養:専門=1:1.5}になっていますからね。この点数で安心しました。

 

全体で6割は超えていますので、なんとか一次試験は通過出来るでしょう。面接はそこまで心配していませんので、この時点で緊張感が解けています。

 

記述試験(二次試験配点)

国税専門官試験では一次試験日と同じ日に論述試験があります。論述試験は憲法や経済学などから一つ選んで、課題に沿って書く問題が出題されます。私が受験したときの問題を書きたいところですが、受験年度がわかってしまいますので、恐縮ですが非公開とさせていただきます。

 

会計学を選択しました。正直、出来は悪いです。書くことが思いつかずとりあえず文章量でカバーしようと思い、考えられるすべてのことを書きまくりました。解答用紙両面にびっちりと書いて時間になりました。

 

 

論述試験は足切りラインが30点となっています。後日公開でわかったことですが私は足切りラインぎりぎりでした。時間があるのなら論述問題の対策も最低限しておいた方がいいと思います。いや、本当です。

 

試験後(6月下旬)

面接の準備

面接にはある程度自信がありましたが、何を聞かれるかなどはある程度予測をしていないといけません。一般的には志望動機や自己PRなのですが、それ以外に何が聞かれるかを想定して回答を頭の中で整理しておかないといけません。

 

話しながら次話すことを考えることができますので、話の方向性さえ決めてしまえばなんとかなります。ただ、丸腰で面接に特攻するわけにはいきません。この時TACで出している面接対策を購入しました。

 

面接時に履歴書というかエントリーシートのようなものを提出しなくてはならないのですが、その様式がまだわかっていません。一次試験の結果が出たころに送られて来ますので、その時に対応します。

 

当時の心境

受験直前ということもあり緊張感はピークです。幸いなことに仕事の方は一区切りついていたので、心は穏やかだったと思います。上記に書いた、直前対策が結果として大当たりだったので、本試験を受けながら「おぉこれは直前にやったところだ」とかニヤニヤしながら選択肢を選んでいました。

 

仕事・生活リズム

直前ですので、体調管理を重点的にしています。最後の1週間はカフェには行かず、自宅で勉強していました。ICレコーダーへの吹き込みもあったという理由もありますが、この時は早く寝て体調を整えています。

 

試験終了後もなんだか力が抜けていましたが、仕事の方は溜ったものがありますので、その処理をぼちぼち開始し始めます。

 

まとめ

国税専門官一次試験は学習開始当初の7割という目標からは下回っていますが、一次試験突破ラインには乗っていましたので、無事に突破できました。今後始まる面接の対策を1ヶ月かけてやっていくのですが、私にとっての山場はもう終わりになります。

 

Sponsored Link


関連ページ

【17か月前】公務員試験受験を決意する【3月】
とあるきっかけで国家公務員である国税専門官の受験を決めました。当時の私の労働環境を振り返りながら、転職を決めたきっかけを記載しています。
【16か月前】短期合格目指して学習を開始する【4月】
国税専門官試験の本命試験(1次試験)まで17か月の時点での記録をまとめています。このころはまだ現実を知らず、腹をくくっていません。
【15か月前】過去問に挑戦!試験範囲が終わらない【5月】
一回目の国税専門官試験が翌月に迫っているとき、私は何をしていたのでしょうか。過去問の出来に一喜一憂したり、どの科目に注力するか迷走したりしています。
【14か月前】1回目の国税専門官試験!覚悟が決まる【6月】
国税専門官の試験を受けた時です。これで今後の覚悟が決まった重要な月です。ただ、学習パターンは試行錯誤しています。
【13か月前】専門科目の過去問を中心に取り組む【7月】
まだ公務員試験に対して試行錯誤しています。働きながら独学での合格までの道のりです。
【12か月前】ダレ始める。夜も朝も上手くいかない【8月】
家に帰っても寝てしまったり、土日に何もしない日があったりします。仕事の疲労とかもあるのかもしれません。他の勉強法を試したりしています。
【11か月前】仕事の合間にも勉強時間を作り始める【9月】
このころから仕事のスキマ時間にも勉強をし始めます。そして、自分の仕事がこれ以上増えないように業務量をコントロールするようになりました。これも一種の自己防衛なのかもしれません。
【10か月前】勉強リズムは安定。来月には社内試験がある【10月】
社内イベントが入ってくる頃です。働きながら公務員試験の勉強をしている私としては地味に厳しいのですが、しっかり取り組んでいます。
【9か月前】初めての公務員試験模試【11月】
11月のイベントも何とか消化して、自分の中に課題を見つけています。
【8か月前】模試の結果が国税専門官D判定【12月】
公務員試験模試の結果が返ってきたり、別の模試を受けたり、勉強方法の見直しをしたりと、転換点だったのかなと思います。
【7か月前】正文化は順調、国税専門官模試のエントリー【1月】
年が明けました。勉強は一応順調です。正文化作業もすべてではないですがほとんど終わりになっています。
【6か月前】学習法について葛藤。忙しくなると余裕が無くなる【2月】
仕事上で繁忙期が始まりました。忙しくなると悶々としてきますよね。こんな時に不安や葛藤が出てきます。
【5か月前】過去問500に挑戦!学習量は停滞【3月(2回目)】
いよいよ一次試験まで時間が限られてきました。働きながら独学で公務員試験もこの辺が山場かもしれませんが、やっていることは基本的に同じです。
【4か月前】模試が全て終わり、自分の弱点がはっきりする【4月(2回目)】
国税専門官試験一次試験まで残り2ヶ月です。最後の最後に自分の弱点がわかり、そこを重点的に対策を始めます。
【3か月前】国税専門官模試はすべてC判定、いよいよ来月【5月(2回目)】
翌月は国税専門官一次試験本番が始まります。5月は直前期ということもあり、かなりの集中力を発揮できています。この集中がもっと早くから出来ていればなぁ
【1か月前】国税専門官一次試験合格、面接など【7月(2回目)】
国税専門官試験は無事に2次試験へ駒を進めることができました。一次試験の総括と2次試験のことを書いています。
【0か月】国税専門官最終合格、内定獲得へ【8月(2回目)】
国税専門官、採用面接試験です。ここまでくると書くことがあまりありません。