忙しさを言い訳にしない
仕事が忙しい、時間がないと多忙さを言い訳に勉強ができないということもあると思います。確かにきっとあなたは忙しいのでしょう。私は受験当時は独身でしたし、実家暮らしでしたので、家庭のことを考える必要はありませんでした。おそらく、子どもがいる状況だったらまた別の苦労があったと思います。
ただ、忙しさを諦める理由にしてもいいのでしょうか?
それで納得できるのであれば公務員試験など目指さずに他の道を考えた方がいいです。
それでも自分は公務員に転職したいと思えるのであれば、たとえブラック企業にいたとしても、合格に使づくことはできるはずです。「絶対に今の環境から脱出する」という覚悟があれば、あとは自分との戦いです。
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時間は作るもの
使い古された言葉かもしれませんが、きっとこれは真実でしょう。時間が無いという人は本当に時間が無いのでしょうか?時間がない、忙しいと言いながらスマホでゲームをしているという笑い話があります。私の話ですが・・・
こんな情けない例はいいとして、私が公務員試験を受験しようとしたときに生活習慣の見直しをしていきました。次に仕事のスキマ時間を作り出すことを意識していきました。
生活習慣の見直し
仕事以外のプライベートでの時間の見直しです。寝る時間や起きる時間、終業後の過ごし方などです。いつもよりも30分早く起きて勉強時間に充てたり、仕事終わりにカフェによって勉強してから家に帰るといった、仕事以外の時間でどうやって勉強時間を確保するかを考え続けます。
具体的には、今現在の平日タイムスケジュールを書き出して、どこに変更を加えることができるかを考えていきましょう。あまりお勧めではありませんが、いざとなれば睡眠時間を削ることも視野に入れます。
公務員試験は長くて1年です。もちろん合格すればですが。
何年も睡眠時間を削るわけではなく、この一年間だけ集中して時間を作るのです。たった一年我慢すれば、今の環境から脱出できるのです。たった一年です。頑張れそうな気がしてきませんか?もしかしたら、人によってはこれが半年とか3か月という人もいるでしょう。でも期間限定であることには変わりありませんよね?
仕事で疲れているのにプライベートくらいゆっくりしたいというのであれば、それは自由です。ですが、もう公務員試験合格は諦めた方がいいですよ。よほどの才能があるのであれば別ですが、私のような凡人には何かの犠牲も無しに合格を勝ち取れるとは到底思えません。
仕事のやり方を見直す
仕事の取り組み方も変わってきます。これは業種によっては難しいところではありますが、仕事にはスキマ時間ができます。お昼休みの残り時間とかもそうですね。食事を終えたらスマホゲームしているのであれば、その分勉強時間に充てましょう。思い切って昼寝をするのもいいですね。
例えば、事務作業であれば行程待ちの合間や、営業であればアポイントとアポイントの間の時間です。
この時間にちょっとでもテキストを眺めると結構差が出てきます。会社のパソコンを使ってもバレないというのであれば、テキストを写真に撮ってそれをパソコンに取り込むとパソコンの画面上で勉強できます。※バレる可能性が高いのでお勧めしません。
営業職であれば上司の監視も無いので、表現が悪いですがやりたい放題できます。私は営業だったのでそういう意味では助かりました。営業車での移動中にも音声教材を聞きましたし、アポイントの待ち時間も勉強時間に充てることができました。
自分でスケジュール管理をして、この日は外回りだから勉強時間を作れる日、この日は事務作業を一気に終わらせる日とメリハリをつけて仕事に取り組みました。
さすがに給料をもらっている以上最低限の仕事はしないといけません。いくら仮面社畜だったとしてもです。
ただ、スケジュールがうまく組めた日は3時間くらいスキマ時間を捻出することができました。仕事の時間ですので多少の罪悪感はありますが、背に腹は代えられません。
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奥義「忙しいフリ」
これが仮面社畜を演じるうえでとても重要だとわかりました。完全に悪い癖になりますので、副作用承知でやりましょう。
忙しいフリのメリット
新しい仕事がなくなる
これに尽きます。仕事をしていると優秀な人や余力がある人には新しい仕事がどんどん舞い込んできます。現状の仕事はそのままですので、業務量は純増です。これではスキマ時間を作ることはもちろんできません。せっかく仕事の見直しで時間を作り出したのですから、この余力は維持したいところです。
合格後は辞めてしまう職場ですので、そこまで忠誠心はありません。むしろ無いです。ここは仮面社畜と自覚して忙しいフリをしていきましょう。そして時間を有効活用しましょう。
世の中広いです。会社の制度で大学院に通って、卒業後に辞めて独立する人もいます。会社側からしたら損失ですが、ここまでくると経営側と労働側の駆け引きみたいですね。
忙しいフリは現状維持を心がけて、効率化の結果として仕事を減らすという技ですので会社への損失はありません。本当にさぼってはいけません。
忙しいフリのデメリット
バレたら問題になる
これは結構根が深い問題です。業務時間中にさぼってほかのことをしているのですから、職務専念していません。当然会社にバレたら大きな問題になります。どうせ辞めるしと腹を括っていても、合格前に問題になると勉強どころでは済まなくなるかもしれません。やるのであれば完全を目指しましょう。
楽をすることを覚えてしまう
これも要注意です。業務効率をしたら思いのほか楽になった。でも空いた時間は自由に使えるままということは、単純に自分の時間が増えることになります。本来であればさらに新しい仕事を入れて、仕事のレベルを上げていくのですが「忙しいフリ」をするので新しいことは拒否します。
人間って楽な方に流れてしまうんですよね。この感覚が残ったまま次の職場に行くと、そのまま仕事をしてしまいます。本能的にこのくらいでいいやと忙しいフリをしてしまいますので、業務進捗や人間関係、自分のスキルに影響が出てしまう可能性があります。
実際私は配属当初、先輩職員に余力があることがバレました。もう忙しいフリはしなくてもいいのに、本能的に忙しいフリをしてしまっていたのだと思います。
「忙しいフリ」の方法
あえて定時に帰らないことです。これだけで結構忙しいアピールになります。私が昔いた職場はみなし残業制度でしたので、いくら残業しても給料は変わりません。当然、職場も残業前提の職場でしたので、多くの人は2時間程度残業していました。私は公務員試験を受験する前は4時間くらいの残業だったので、既に業務量はパンクしていたのですが、効率化を図った後も、4時間くらいの残業は演出していました。
いくら残業しても残業代は変わらないので会社からは基本的には何も言われません。それを利用しました。本当は残業2時間くらいで帰れるのですが、あえて残ることで「あいつは仕事が多いから、この仕事を振るのはやめておこう」となるのです。
お昼は仕事と並行してスキマ時間に勉強をして、夕方から仕事一本に絞ります。正直、公序良俗に反するのでお勧めはできませんが、仮面社畜として生活する中で自然と身に付いてしまった技です。
まとめ
忙しい中でも勉強時間を作ることは必ずできるはずです。勉強できる環境に身を置いたり、仕事の時間管理を徹底したり、悪い例ですが仕事しているフリで自分を守ったりと方法はいろいろあります。自分にできることから始めてみましょう。
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