公務員試験の効果とは?本業への影響は?

公務員試験が私に与えてくれたもの

公務員試験を勉強している間、正直なところ本業を疎かにしてでも勉強するという気合でしたので、あまり仕事には打ち込んでいないのです。しかし、なぜか本業の成績も上がってきたのです。当時は模試の成績が悪かったので、「伸ばすのはこっちじゃねぇ」と斜に構えていたのですが、今となってはこの効果も公務員試験の勉強をしていたからなのかなと思います。

 

今回は働きながら公務員試験を受けての副次的な効果を考えてみます。勉強は確かに辛いのですが、自分のポテンシャルが向上したのは実感としてあります。

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公務員試験を勉強の本業への効果

気持ちに余裕ができる

公務員試験を受ける前は仕事ばかりでした。一日の拘束時間も長く、家にも仕事を持ち帰って、週末に宿題は出て、給料はずっと同じで、人間関係も荒んでいて、会社に行くのも嫌でした。毎日何かにキレていて、親にも顔が怖いと言われていました。そんな親にも八つ当たりをしたり、何か言われるとすぐに反抗的な態度を取っていました。まるで思春期の中学生のような状況でしたね。

 

もちろん、このような状態が気持ちに余裕があるとは言えません。きっと当時の職場にい続けたら心か身体のどちらかが壊れていたでしょう。もしかすると既に壊れていたのかもしれません。

 

心の中ではこんな会社辞めてやると唱えていましたが、行動には移していませんでした。

 

合格を目標にした瞬間の心境の変化

公務員試験を受験する。税務職員に転職すると決めた時から、これに合格すれば「今の職場を辞めることができる」と気持ちが軽くなったのを覚えています。

 

実際にテキストや問題集を手に取って、これなら合格できそうだと自分の中で納得がいった時から、上司からどんなに理不尽なことを言われても気にならなくなりました。まるで柳の木のように、強い雨風が吹いてもしなやかになびくような気持ちです。もう、あと2年でこの職場も終わりだと思うと、今までの凝り固まった感情がすーっと流れていく気がしました。

 

相手からの印象の変化

この精神的な変化が周囲の人にもわかったのでしょう。親には「最近落ち着いている」と言われ、上司などにも腹を立てることも無くなったため「穏やかになった」と言われ始めます。当時の職場の先輩からは「穏やかだけど会社辞めるの?」と疑われるくらいでした。まぁもうすぐ辞めますが(笑)

 

心の余裕は選択肢が増えたから

今までは、当時の職場で、仕事仕事仕事仕事の生活でした。仕事が人生のすべてを形成していたと言っても過言ではないかもしれません。自分の逃げ道もなく、これを失敗したら人生が終わるくらいのプレッシャーを与えられる中、公務員というよりも転職をすることに光が見えた気がしました。

 

この時、自分には人生の選択肢があるということに気が付き、もっと視野を広く持って生きるべきなんだと実感しました。公務員試験とか関係なく、今「自分にはこれしかない」と追い込まれているのであれば、他に選択肢が無いかを考えてみるだけでも気持ちに余裕が生まれますよ。と

 

そういう意味では勉強をしたり、副業をしたりと、今の会社に依存しない別の柱を作ることは精神衛生を保つうえでとても重要なことだと思います。

 

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専門科目の知識が仕事に使える

公務員試験は当然勉強しますので自分の知識が増えていきます。それが時としてビジネス上のネタになることがあります。これで、お客さんにこの人はいろいろ知っているんだという印象を持ってもらえたのかもしれません。

 

会計事務所に関わらず営業職など人と関わる仕事や知識商売と呼ばれるような業務はまさに知識の多さがモノを言います。これは自分の専門となる知識はもちろんそれ以外の知識であっても重要です。

 

専門試験の知識がそのまま使えた

特に、民法、財政学、経済学、経営学、会計学の知識です。ほぼ全部ですね。

 

例えば民法

登記や各種契約について民法を勉強したことで、仕事のレベルが上がりました。お客さんへの説明も法律の話をしながら進めることができたので、相手からの信頼も高まります。

 

さすがに、深堀していくとわからないのですが、ハイレベルな内容にまで踏み込む場合は司法書士や弁護士に引き継げばよいのです。問題のきっかけになる部分を見つけることができるようになりました。

 

例えば、財政学・経済学

これは特に時事ネタとして使うことができました。国の予算の使い方や税金の考え方。景気の捉え方がわかるようになるので、ニュースの解説ができるようになりました。学者ではないので最初の部分くらいしかわかりませんが、それでも雑談のネタとしては十分です。

 

例えば、経営学・会計学

決算書から会社の業績を読み取るので会計学の知識は大いに役に立ちます。経営学も経営理論を知っていると話のネタになりますし、こういう考え方もありますと情報提供も出来ました。

 

ちょっとした雑談の中にも専門的な知識を嫌味にならない程度に出すことができれば、相手からも「この人よく知ってるなぁ」と思ってもらえるようになります。

 

 

まとめ

今回は公務員試験の勉強をしたことで本業にどのような影響があったかを分析しました。思いのほかいい影響があったのを覚えています。直接関係ないものであっても自分の中に知識が増えていくことはそれだけでスキルアップに繋がります。それがいい方向に回っていったのかもしれません。

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