勉強開始時はとても大変
特に学習初期は毎日勉強するという習慣がありません。まずは勉強する習慣を身につけないといけないのです。ブラック企業のように朝早くから夜遅くまで仕事をして、そこから勉強を開始することは並大抵のことではありません。
しかし、決断をしたからには是が非でも勉強する時間を作るのです。時間は与えられるのではなく作るものです。
勉強時間を作っていざ勉強しようとすると内容の難しさもあり、壁を感じてしまうと思います。学習初期は知らないことも多く、問題や解説の理解に時間がかかります。最初が一番挫折しやすいです。
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なぜ挫折しやすいのか?
単純に結果がイメージしにくいからです。
・仕事が忙しい
・勉強時間も少ない
・体力も残っていない
・勉強内容が理解できない
この悶々とした中で勉強を続けていても苦しいだけなんですよね。「この状態で合格できそうもない。止めてしまおうか」と、自分に自信が無くなり心が折れてしまうのです。
忙しい中でも着実に勉強内容が理解できていけば、「やればできそうだ」という手ごたえを感じることができるようになります。こうなれば気持ちがとても楽になるのです。
理解度に自信をつける方法
公務員試験の特に専門科目であれば、専門用語がいきなりたくさん出てきます。この専門用語を繰り返し覚えて、内容を理解して、択一式で間違いを探すということになります。専門用語という最初のハードルを少しでも下げることができれば気持ちの面で自信に繋がります。ステップアップは人間の基本です。
私が実践した「7回読み勉強法」は当時本屋さんでふらっと見つけた書籍で学んだものです。著者はもっと壮絶な勉強生活をしていましたが、そこまで激しい根性を見せなくても、学ぶべきところは多くありました。
7回読み勉強法をやってみて
※7回読み勉強法は回顧録のほうでも紹介しています。
テキストを見てみると重要な専門用語は太字や赤文字などで強調されていることが多いですよね。7回読み勉強法の最初の2、3回でこの専門用語拾い読みしていくだけです。
専門用語を勉強するときに挫折する理由として「初めて見る言葉」だからというのが考えられるのです。たとえ専門用語だったとしてもどこかで聞いたことのある言葉だと親近感が湧きますよね。
テレビなどでも紹介される単語、例えば「ドップラー効果」などは詳細は知らなくても言葉だけは知っているという人も多いはずです。
あぁなんか聞いたことあるぞ!
この感覚が勉強のハードルをぐっと引き下げます。なんとなく知っている言葉であれば興味も出てきます。あの時聞いた言葉はこういう意味だったのかと、楽しみながら理解することができます。
そもそも勉強が嫌いな人って本来的にはいないはずなのです。
例えば、勉強が嫌いだけどずっとゲームできる人
この人はそのゲームをどうやって攻略するか常々勉強しています。効率よい編成やどうやってアイテムをたくさん集めるかなど、ゲーム攻略の研究に没頭できます。
結局は本人が興味を持っているかどうかだけなのです。それが偶然、ゲームだったとか勉強だったとか、そのくらいの差でしかないのです。
あぁなんか聞いたことあるぞという感情は自分の興味や関心を掻き立てることができます。7回読み勉強法もどこまで万能かどうかはわかりません(私は読んだだけでは覚えられませんでした)が、勉強初期に専門用語に慣れるには良い方法だったと思います。
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スー過去を流し読みしてみる
スー過去はあくまで過去問集ですので、テキスト部分自体は多くありません。各章ごとに最初の基本的な解説が乗っています。この部分をまずは流して読んでみます。目で追っていくだけですので、数分程度で流し読みが終わると思います。一回流し読みをしてみると、スー過去の強調されている文字くらいは目でとらえることができたはずです。
これで脳は初めての単語を「一度どこかで見たことがある単語」にランクアップさせます。それを何度か繰り返した後に問題を解いてみると、なんとなく知っているかもと思いながら解くことができます。
ただ、実際に正解できるかは別問題です。最初の知識として単語を知っていることと、その意味を理解して正誤問題に対応できることは別のレベルが必要になります。なのでこの方法で最後までできるわけではありません。
流し読み(数回)→熟読→正文化→流し解く(繰り返し)
のような感じで回していくと完璧とは言い切れませんが記憶に定着してきます。
結局のところ繰り返し勉強していくことに変わりはありません。
まとめ
勉強方法には王道はありません。それでも効率よく勉強していく段取りはできると思います。私は受験期間を振り返るともっと効率よくできたところや、手順を見つけることができました。学習初期はとにかく目を動かすことで苦手意識を少しでも少なくすることで挫折を回避できると考えています。小さな成功体験を積み重ねて自信をつけていくことで、忙しい中でもモチベーションを維持できるはずです。
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