必要勉強時間が個々に違うんですよ
「公務員試験 勉強時間」で検索をかけてみると、1000時間とか1500時間とか結構膨大な時間が出てきますよね。でも、サイトによっては500時間とか、はたまた受験予備校の参考時間もあったりで、どれが本当の情報なのかわからないわけです。
今回は、なぜ、このようなばらつきがあるのかを考えてみます。
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受験者のバックボーンで勉強範囲が変わる
大学受験では何科目受験したか
公務員試験の受験範囲は結構センター試験レベルだったりします。特に教養科目はセンター試験レベルの学力があれば、高得点が狙えます。
センター試験で現代文、古文漢文、数学、英語と王道の科目以外にも世界史や日本史、物理化学生物などの科目を学習している人は、それだけで公務員試験の教養科目の試験範囲はほぼカバーできていると思います。
国公立大学でセンター試験が5教科7科目で、2次試験でもそれなりに受験科目が課されていた人は、大学入試時点で基本的な力はついていることになります。
一方、推薦で筆記試験無しだったり、AO入試などでいわゆる受験勉強が無かった人もいるでしょう。この場合は高校時代に公務員試験に重なる範囲の勉強をしていないため、公務員試験の勉強に苦戦してしまうかもしれません。
勉強時間の目安は、大学受験時にどのような勉強をしてきたかによっても大きく左右されます。
大学受験で広範囲の勉強をしてきた人はその時点で教養科目の勉強を大幅にカットできるわけですからね。
学部はどこか?
公務員試験の専門科目には法律系、経済学系の科目が多く出てきます。この段階で法学部や経済学部出身者に有利になるわけです。
大学によっては、公務員試験の学習範囲を必須科目や選択科目に含ませていることもありますので、大学で勉強するだけで公務員試験の受験勉強に直結することになります。
大学で専門的にカリキュラムが組まれて入れば試験勉強時にも少ない負担で学習を進めることができますよね。
一方、試験範囲外の学部学科に通っている人はその分の負担が大きくなってしまします。文学部や理系から一般公務員を目指す人も苦労してしまうかもしれません。
私は法学部出身でしたので、民法や憲法は比較的スムーズに勉強が進みましたが、経済学にはかなりの時間を使った記憶があります。時間を使った割に点数がすぐに伸びなかったので、大変でした。
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専攻科目は何か?
大学ではゼミや専攻があると思います。この専攻科目も選択によっては試験時に大きく差が開くものです。
特に論述試験ではどれだけ知識を使って、論理的に記載をできるかが勝負となりますので、自分が専攻していた分野であればそれだけで引出の量が異なりますよね。
それが憲法などの論述試験によく出る分野であれば、それだけでとても有利です。
何もやってない人は当然時間が長くなる
学習時間が多くかかる人は大学受験時や大学での学習時に試験範囲外のことが多かった方が多いです。当然個人の能力の違いはありますが、早くから(大学受験時)勉強が始まっている人と、ラスト1年で勉強を開始した人では、手を付ける範囲が異なるわけです。
まとめ
勉強時間の目安が様々なサイトなどで公開されていますが、それはあくまで目安であって、自分がどのようなバックボーンを持っているかによって学習量、範囲が大きく変わってきます。
それに合わせて負担感や必要な時間が変わってくるのです。
自分に自信が無ければ当然多くの時間が必要です。
ただ、大学くらいは自分がやりたい勉強をした方がいいと思いますので、公務員試験のために学部学科を選ぶ必要はないかなと個人的には思います。
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