翌月から公務員試験へ向けて行動を起こした
3月に国税専門官を受験すると決めたので、実際に勉強を開始しています。私は最初に通信教育を行いました。早速、独学ではないとツッコミを頂きそうですね。結果から言うと、その通信教育は止めて、独学にシフトしています。今回はなぜ最初は通信教育を選んだのかや当時の心境や学習環境をお話しします。
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国税専門官短期合格のために選んだ手段
まずは、学習方法を考えないといけません。もともと、誰かに準備されたカリキュラムに沿って勉強することが得意でないので、当時から独学を視野に入れていました。
しかし、一回目の試験まで2ヶ月なので情報収集に時間をかけるわけにはいきません。悩んでる暇があるのなら勉強した方が合格へ近づけます。私の中ではこの短期決戦には独学か通信教育かの選択を迫られる形になりました。
※ちなみに専門学校へ通う時間はありませんので、最初から却下です。職場から遠いのです。
勉強方法の選択
独学
時間がない。試験範囲もよくわかっていない。試験の傾向も出題形式もよくわかっていないと、わからない三昧のなかで2ヶ月で結果を出せるのか全く自身がありませんでした。
独学で試験に合格するためには、試験範囲や傾向を分析して自分に合ったカリキュラムを組み立てなくてはなりません。カリキュラムを組み立てたら、トライアンドエラーで学習を進めていくというのが私の独学スタイルです。
難易度が易しい試験であれば試験分析もすぐにできるのですが、公務員試験は範囲が教養・専門を合わせるとかなりの量になります。当然、分析やカリキュラム設定に時間がかかります。
2ヶ月しか試験までありません。自分に情報が少なく分析する時間もないので、今回独学は見送りました。
通信教育
あまり乗り気ではありませんでしたが、今回は通信教育を利用しました。使った教材は実務教育出版の公務員合格講座を利用しました。理由は値段です。東京アカデミーの通信講座も検討しましたが、料金が結構違ったのです。
個人的な視点
勉強するためのテキストと問題集、解説があればそれで充分です。ただ、今回は時間がありません。やるからには合格する気でいますので、最小限の時間と労力で学習しないといけません。実務教育出版の通信講座はテキストと問題集が薄いのです(褒めてます)。通常の通信講座にありがちな全部を網羅するスタイルとは全く違っていました。2ヶ月という短期決戦ではむしろこの方が良かったのです。
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合格へ向けた計画を作る
捨て科目を決める
国税専門官試験の場合は教養:専門の得点比率が1:1.5です。つまり、専門の点数が高ければその分評価が高くなるのです。ここで、教養科目はほぼ全捨てにしました。とはいえ多少の数的判断科目は勉強します。専門科目でしっかり得点できるように問題集をやり込む作戦にしました。
実際の計画
実務教育出版の薄い問題を1回だけやる計画にしました。専門は3回くらいは解けるかなというくらいです。私自身は細かく計画を立てる方ではありません。一日どこまでやるとか無理なので、大体今週中にここまで進めばいいかな程度の計画です。
細かく計画立てると仕事とか入ると頓挫してしまいますからね。
4月に着手した科目
数的推理と経済学です。数的推理は中学レベルの数学からの復習です。経済学は理論とかなんとか曲線とか、何年も前に大学で講義受けたはずなのにあんまり覚えていませんでした。
数的推理
中学レベルの数学からやり直して何とか問題を解けるくらいにはなりました。4月時点では基本的な部分はできるようになっていました。
経済学
これには多くの時間をかけてしまいました。なんてったってわからないのです。ミクロ経済学の範囲だけでインプット完了までに33時間くらいかかる計算だったのですが、理論やグラフの理解に苦しみ2ページ進めるのに90分かかるという苦戦ぶりを発揮してしまいます。この時点で諦めて、純粋な暗記科目へシフトすればよかったのですが、なぜか前向きに取り組んでいたことが記録に残っています。ですが、4月の末頃には経済学は諦めています。もっと早く諦めていればよかったのにと、当時の私へ言ってやりたいですよ。
4月時点の各科目ごとの力の入れよう(当時の記録のまま)
私が当時各科目にどのような気持ちで取り組むかを書いたものが残っていましたので、原文ままで記載します。
---------ここから---------
教養試験
数的判断 過去問から出た問題と一般的に頻出と言われるものを解く
知識(歴史や化学など) 全部捨てる
現代文 センスで解く
英語 頑張る
専門科目
経済学は全部捨てる(間に合わない)
行政法 捨てる(範囲広すぎ)
商法 センスで解く
会計学 仕事でも使っているしなんとかなるでしょ
民法 一通り範囲はやる
憲法 意外と覚えてたので何とかなるかも
---------ここまで---------
今となってはという状況であるのですが、これを読んだとき笑ってしまいました。これを自分が書いていたのかということも、面白さと懐かしさがあるのですが、こと内容に関しては頑張るとかセンスとか言う言葉を使っている時点で、行き当たりばったりで勉強しているとしか思えませんね。2ヶ月で合格とか挑戦はしていましたが、心の中ではこれじゃだめだと諦めていたのかもしれません。本命はその翌年の試験ですので、初回の試験は結局不合格でしたからね。
学習環境
依然として労働時間は長かったです。この時は帰宅後に自宅で勉強していました。私は自宅でも集中できる方ですので、図書館とかにわざわざ行かなくてもいいやと当時は思っていました。8時くらいに帰宅して、食事や風呂を済ませて9時過ぎです。ちょっと仕事をして10時半くらいから勉強をしていました。
なかなか仕事を早く切り上げることも難しかったです。今まで長時間労働して当然の環境にいたので、いきなり早く帰りだしたりすると怪しまれます。職場には公務員試験を受験することはひた隠しにしないといけませんからね。
当時は一日3時間くらい勉強すれば試験範囲は最低限カバーできると踏んでいました。しかし、上記のような時間のリズムで3時間勉強する体力は残っていません。当然1時間や1時間半くらいすると猛烈な眠気が襲ってきます。しかも、翌朝も出勤は早いです。結局3時間勉強するという目標はただの幻想のままでした。
まとめ
最初は通信講座を使って学習を開始しました。しかし、経済学に予定以上の時間を使い、しかも結局捨て科目にするという残念っぷりでした。仕事の方も受験をすることを隠していますので、あくまで通常と同じようなリズムを維持しなくてはなりません。一気に生活環境が変わり、自分にも負荷がかかっているころなのに、なんだか余裕を感じさせる記録が残っていました。この時はまだ覚悟を決めていないようです。
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